メディカルチェック&学部演習

こんにちは.修士1年の上久保です.
ブログを投稿しようと思い,もう半年が過ぎてしまいました.
が,このタイミングで投稿です!

ここから少しずつ投稿頻度を上げれるようにしたいと思いまsu…

さて,本日の投稿内容は11月にあったメディカルチェックになります.
かなりの時差投稿ですが,ご了承下さい…

 

 

今回行ったメディカルチェックは,高校生長距離ランナーを対象としたもので,

私,上久保が初めて主導するメディカルチェックでした.

また今回のメディカルチェックは学部3年生の演習も兼ねており,

3年生のみんなには測定を手伝ってもらいました.

普段から学生トレーナーを行っている人もいましたが,こういった形でメディカルチェックを実施することは

あまりないみたいで,良い経験になったみたいです.

 

改めてメディカルチェック(整形外科的)の主な目的は,

対象の選手の傷害のリスクを事前に抽出・把握し,

それに対応する介入を講じることで予防していくことになります.

しかし,何が傷害のリスクになるかは経験から分かることもありますが,どういったものがリスクになりうるかは判りません.

そのため,予防の手順としては,まず対象となる競技・種目にどのような傷害が多いか,そしてその傷害のリスク(危険因子)が何かを知り,その上でメディカルチェックを実施していくことが理想とされています1).

これらを科学的根拠に基づいたデータ(論文等)から検討することが重要とされています.

 

ただ必ずしもそういった科学的根拠があるとも限らないのが,現実で探索的に行う必要もあります.

そして研究はこれにあたると思います.そういった探索的な項目も含め,メディカルチェックは実施する必要があります.

 

今回は,僕の方でランナーに多いシンスプリント・脛骨疲労骨折に特化した項目で計画しましたが,

学部生のみんなにも計画するまでのプロセスを知ってもらえたらなぁと思います.

 

ひとまず,3年生は卒論に向けて良い経験になったのではないかと思います.

 

参考文献:
1) Willem van Mechelen, Hynek Hlobil, Han C.G. Kemper. Incidence, Severity, Aetiology and Prevention of Sports Injuries. Journal of Sports Medicine, 1992: Vol 14, Issue 2, pp 82–99

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です